サロンについて

サロンが自分を発揮できる場であり、生活の糧を稼げる場であり、自分にとって1番最適化された場所であるというのが世の中の普通の認識だと思います。いわゆる職場というやつですね。僕もずっとそう思って近年までサロンに依存していました。

しかし実はこれには大きな問題があると気づいたわけです。

一つの職場しか持たないということは、当然ですが仮にその職場が無くなってしまったら次の日から生活が困難になりますよね。なので、失わない事を何よりも最優先にして仕事をしてしまうと思うのです。これが一番の問題ではないかと思っています。特に我々美容師という職業の場合利益感情だけで運営してしまう事で、顧客に対してシワ寄せがでると思っています。それは、簡単にいうと優先順位が変わってしまうという事です。利益優先になると効率化を図ることやリスクを極力排除しなければならないので本来かけるべき一手間を排除してしまったり、仕入れや環境整備においてもどうしても作業者目線での作りになってしまうわけです。

必ずしもそれらがいけないことでな無いと思いますし、少なくともそうやってこの業界は成り立ってきたのは事実です。しかし、個人的に顧客満足というものを日々考えていくにつれそれまで何となく経営していた事について大きな疑問を抱くようになってきました。極力1人の顧客が来店時に他の顧客を組み込まない事であったり、限りなく顧客の問題点を根治は出来ずとも何かしらの対処を相手の方が納得するまでしっかり付き合うスタンスが理想であると思っています。
それとよく書いてますが我々美容師は限りなく身近な他人という絶妙な立ち位置なので色々な事が話しやすいわけですので、内面の部分においてもほんの少し軽くする事のできる場として存在する意味も生まれます。

そのようにサロンのあり方を利益重視で考えずに運営する事でかなりの決めつけられたルールが改善されてきているしこの先も変わり続けていけると考えています。それも、働き方を多様化していく事で色々な方面からの収入を得る事が出来てきているので、どの分野においても余裕を持って冷静に判断する事が出来ている事が大きな要因だと思います。

今の僕にとってサロンとは、生活の一部ではあるが全てでは無いとはっきりと言えるわけです。サロンに来る人をいかに楽しませ自分自身も楽しむかなのです。すごく働き方を多様化することは大切だと思います。特に僕は美容師の働き方のフィールドの拡張という名目で多様化すべきだと常々思っています。 きっと今当たり前だと思っている事が実はそうで無いという事に気づくと思います。